取扱調査

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他人の銀行口座調査とは

銀行口座残高

 

他人の銀行口座調査には、大きく分けて2種類のものがあります。ひとつが「銀行口座情報から、その契約者の個人を特定する」もの。そしてもうひとつが「個人情報から、その人が持っている銀行口座について調べる(どこにいくつの銀行口座を持っているか、預金残高はどれほどあるかなど)」というものです。

<他人の銀行口座情報からその契約者の個人を特定する>

銀行口座に関する情報は、トラブル解決や調査の足がかりとして非常に重要な役割を果たします。銀行の支店名や口座番号などの基本的な情報を手がかりに、その契約者が「どこの誰で、どのような人物なのか」を詳しく割り出すことが可能です。この調査では、契約者の氏名や住所をはじめ、場合によっては勤務先や経済的な状況など、より詳細な情報を明らかにできることがあります。

銀行口座調査で得られる情報は、さまざまな場面で活用されています。特に、商品の売買トラブルや金銭の貸し借りに関するトラブルの際に、この調査が利用されることが多いです。例えば、オンライン取引で相手の身元が不明なまま金銭を振り込んだが、商品が届かない、あるいは返金されないといった事例や、友人や知人にお金を貸したが返済が滞っているような状況です。このような場合、口座情報から相手の身元を特定することで、解決の糸口をつかむことができます。

調査によって判明した情報は、それ自体がトラブル解決のための有力な手段となるだけでなく、さらなる調査の基礎データとしても役立ちます。たとえば、銀行口座調査で特定した住所や勤務先を基に、素行調査や身辺調査に移行することで、相手の生活状況や交友関係などを明らかにすることが可能です。これにより、金銭トラブルだけでなく、人物像の詳細を把握したい場合にも有効な情報が得られることがあります。

また、銀行口座調査は、法的措置を進める際にも重要な役割を果たします。訴訟や損害賠償請求を行う際に必要となる相手の居場所や連絡先を把握するためにも活用されています。たとえば、内容証明郵便や訴状を送付するためには、相手の正確な住所情報が必要です。この調査により、契約者の住所や勤務先が判明すれば、法的な手続きがスムーズに進むでしょう。

ただし、銀行口座調査には高度な専門知識と倫理的な配慮が求められます。不正な目的で個人情報を利用することは厳しく制限されており、調査を依頼する際には信頼できる専門機関や探偵事務所に相談することが重要です。合法的な範囲内で調査を進めることで、依頼者の権利を守りながら、トラブル解決や調査の目的を達成することが可能となります。

銀行口座調査は、売買トラブルや貸借トラブルといった金銭的な問題だけでなく、相手の信頼性を確認するためや、不審な人物の正体を探るための手段としても利用されています。適切な調査を行うことで、安心して次の行動に移るための確かな情報を手に入れることができるでしょう。

<個人情報からその人が持っている銀行口座をについて調べる>

特定の人物に関する氏名や住所、生年月日などの情報を手がかりに、その人物がどの銀行にいくつの口座を所有しているのか、また、その口座にどれくらいの預金残高があるのかといった詳細を調査することが可能です。このような銀行口座に関する調査は、特定の目的を持つ依頼者にとって非常に有用な手段となります。

特に利用されるケースとしては、離婚時の財産分与借金に関連する差し押さえ相続問題に絡む紛争の解決などが挙げられます。たとえば、離婚の際に配偶者が資産を隠しているのではないかと疑われる場合、銀行口座調査を行うことで、隠し口座やその中の預金残高を確認することができます。同様に、借金の返済を滞らせている相手に対し、法的措置を取るためにその人がどれほどの資産を保有しているかを確認する必要がある場合にも、この調査が活用されます。

また、相続に関するトラブルの場面では、被相続人が生前にどの銀行でどれだけの資産を保有していたのかを明確にすることで、相続人同士の争いや不明瞭な財産分割のリスクを軽減することができます。これにより、円満な解決を目指す一助となることもあります。

銀行口座は、基本的にその契約者本人の名義でしか開設することができません。これはつまり、偽名やでっち上げた情報を用いて銀行口座を作ることが不可能であることを意味します。この特性があるため、銀行口座には契約者の正確な個人情報が含まれています。銀行口座を調査することで、対象者の資産状況や経済的な背景をより正確に把握できる可能性が高まるのです。

さらに、銀行口座の特性上、契約者の名前や住所だけでなく、職業や勤務先といった情報が登録されている場合もあります。そのため、銀行口座調査を通じて得られる情報は、依頼者が抱えるトラブルの解決やさらなる調査の足掛かりとして非常に役立つものとなります。たとえば、相手の財産状況を基に、より具体的な法的措置や交渉の材料を得ることが可能になります。

ただし、このような調査を行うには、高度な専門知識と法律の遵守が求められます。銀行口座に関する情報は個人情報保護の観点から厳格に管理されており、不正な目的や違法な方法でこれらの情報を取得することは重大な法律違反となります。そのため、銀行口座調査を依頼する際は、信頼できる専門機関や探偵事務所に相談することが不可欠です。合法的な範囲内で調査を行い、正確な情報を得ることで、依頼者自身のリスクを最小限に抑えることができます。

銀行口座調査は、財産に関する透明性を確保し、さまざまなトラブルを解決するための強力なツールです。離婚や相続、借金の問題などにおいて、迅速かつ正確な調査を行うことで、依頼者が抱える不安を軽減し、より良い解決策を見つける手助けとなります。このような調査を通じて得られる情報は、単に数字や事実にとどまらず、依頼者が安心して次の一歩を踏み出すための重要な支えとなるでしょう。

他人の銀行口座調査の依頼事例

銀行口座調査はさまざまな目的で依頼されるものです。他人の銀行口座調査の依頼事例についていくつかご紹介します。

<配偶者の銀行口座へそくりを調べたい>

複数の銀行口座を持ち、そこにこっそりとへそくりを隠す方も多くいらっしゃるようです。生活費をそれぞれの稼ぎから均等に出し合っているという夫婦である場合、このような配偶者のへそくりは許せないものなのかもしれません。

ある30代の男性は、結婚して5年になる奥様がへそくりを隠しているのではないかと疑わしく感じられるようになりました。そのご夫婦は共働きでしたが、お互いにどれだけの稼ぎがあるか共有し、給料はすべて二人で管理するという生活スタイルを送っていました。
それがある日を境に奥様の羽振りが急によくなりだしました。特に買い物をしたという報告を受けたわけではありませんが、それまで持っていなかった高級ブランドの服やアクセサリーを身に着けるようになったのです。預金通帳を見ても、奥様の買い物に比例したような出費は見受けられず、給料が上がったという様子もありません。
奥様に、それらの代物をどこで手に入れたのか尋ねると、奥様は「友達からプレゼントしてもらった」の一点張りでした。しかし、これほどの高級品を、誕生日でもないのにいくつもプレゼントしてくれる友人がいるものかと男性は不自然に思い、奥様がへそくりをしているに違いないと考え始めます。
奥様の留守中に家中を調べますが、へそくりを隠しているような場所は見つかりません。どこに隠しているのか考える中で、男性は奥様が別に銀行口座を持っているのだと思い当たりました。
インターネットで調べ、銀行口座調査というものがあるのを知り、当社にご依頼なさいました。当社で奥様が所有している銀行口座を調査したところ、メインの口座とは別に口座開設していることが判明。副職で稼いだ給料がそこに振り込まれていることがわかりました。
男性はその証拠を奥様に見せ、きちんと生活費に回してもらえることができるようになったそうです。

<離婚相手の銀行口座を調べたい>

離婚をすると、基本的にそれぞれの財産を折半して分与することになります。仮にそれが、どちらか一方が稼いだものであってもです。配偶者の支えがあったからこそ、それほどの稼ぐことができたと考えられるからです。
ある40代の女性は、10年連れ添った旦那様と離婚をすることにしました。特にどちらかに不貞行為があったわけでも、大きなケンカをしたわけでもありませんでしたが、お互いの仕事が忙しく生活のすれ違いが続き、夫婦関係が冷め切ってしまったのが原因でした。
夫婦共働きでそれぞれの稼ぎには一切干渉せず、生活費をいくらか入れる以外、自分のお金は自分の自由に使っていいという生活スタイルだったのですが、いざ財産分与で旦那様の預金通帳を見てみると、明らかに不自然な点があるように感じられました。結婚後女性は転職し、現在では別の職場についていましたが、もともと二人は同期入社で同じ会社で働いていました。そのため正確なところはわからないまでも、旦那様の地位であればどれだけの稼ぎがあるかということについては、だいたいの予想ができていいました。ところが、預金通帳に記載されていた残高がそれよりもはるかに少なかったのです。
なぜ残高がこれだけ少ないのか尋ねるのですが、旦那様は「買い物をした」としか言いません。確かに最近大金が引き落とされているようでしたが、生活の中で大きな買い物をしたような形跡はなく、しかも、引き落としが行われたのが、離婚を決めた日の数日後だったのです。そこから女性は明らかに他に口座あるののではないか、怪しいと思うようになります。
そのことについて友人に相談すると、友人が他人の銀行口座調査を勧めてくれました。そこで女性はインターネットで当社を見つけ、旦那様の銀行口座の調査をご依頼なさいました。
調べたところ、男性が離婚を機に別のメガバンクで新規口座を開設していたことが発覚。そこに財産の多くを預け直し、財産分与をごまかそうとしていたのです。
この事実が明らかになったことで、女性はしっかりもらえるだけの財産を分与してもらえました。

<亡くなった父親の銀行口座を調べたい>

相続が発生した場合は、被相続人(亡くなった方)の全財産を相続することになります。つまり、被相続人が複数の銀行口座を所有している場合は、その銀行口座をすべて特定しなければいけません。
ある50代の男性は、交通事故で亡くなった父親の財産を相続することを決めました。父親がメガバンクにひとつ、メインの銀行口座を持っていることは知っており、そこにある財産を相続することになったのですが、男性にはひとつ気がかりなことがありました。男性の父親が生前「複数の銀行口座を持っていて、財産を分割している」と言っていたのを覚えていたのです。
遺書が残っていればそれらの銀行口座に関する情報が手に入ったのですが、いかんせん不慮の事故で亡くなっているので遺書は残されていません。父親以外で別の銀行口座について知っているのは男性の母親だけでしたが、母親はすでに亡くなっています。家族の誰も詳しいことを教えてもらっていないようで、遺産の相続ができなくなる可能性が高まってしまいました。
どうすべきか相続人同士で相談したところ、銀行口座調査があることを知ります。男性は相続人を代表してアーガスリサーチへご相談にいらっしゃいました。
当社が亡くなった父親の銀行口座を調べたところ、ほかのメガバンクに1件、地方銀行に2件口座を持っていることが判明。所持していたすべての銀行の口座がわかり、無事に遺産相続を行えたそうです。

<ネットショッピングの販売者を特定したい>

ネットショッピング隆盛を極め、現代ではネットのみの買い物でほとんどの代物を買いそろえられるようになっています。個人で売買をするケースも少なくなく、匿名で行えるという点からトラブルが多く続出しています。
ある20代の女性は、欲しかったブランド物のネックレスを、ネットの個人間売買で購入しました。支払いを済ませ、後は商品が届くのを待つだけという段階になったのですが、待てど暮らせど商品は送られてきません。何度も催促のメールを送りましたが、「しばらくお待ちください」という返事があるだけで要領を得ず、ついには返事が一切来なくなってしまいました。
ちょっとした買い物であればそのまま泣き寝入りしてもよかったのですが、何しろ購入したネックレスが高額商品であったためあきらめきれません。何とか返金してもらえるよう、販売者と連絡を取ろうとしますが、知っている連絡先は返事が来なくなっているメールアドレスのみ。電話番号も知らない状態で万事休すかと思われましたが、そこで女性は銀行口座から契約者を特定できるということを知りました。販売者の銀行口座情報については、一度料金を支払ったことがあるので、手元にそろっていたのです。
女性は藁をもつかむ思いで当社にご連絡くださいます。当社が銀行口座情報をもとに調査をし、販売人が都内に住む男性であることが判明。そこからさらに調査を続けると、男性はネット販売詐欺の常習者であることがわかります。
男性は逮捕され、女性は無事、料金の全額を返済してもらえるに至りました。

<借金をしたまま雲隠れした友人の所在を知りたい>

知人間の借金トラブルは、他人の銀行口座調査を依頼する目的としてよく見られるケースの一つです。信頼してお金を貸したにもかかわらず、返済が滞ったり、相手との連絡が取れなくなることで、借りた側だけでなく貸した側にも大きなストレスを与える状況となりがちです。以下は、実際に銀行口座調査が役立ったケースの一例です。

ある30代の男性、Aさんは学生時代からの友人Bさんに「起業をするために資金が必要だ。少しお金を貸してほしい」と頼まれました。Bさんは昔から信頼できる人物で、学生時代も誠実で律儀な性格で知られていました。さらに、頭も切れる人物で、ビジネスにおいても成功しそうな雰囲気を持っていたため、Aさんは迷うことなくBさんを信用しました。そして、100万円という大金を銀行振り込みで貸すことに決めたのです。

Bさんとは「毎月10万円ずつ返済する」という約束を交わしていました。はじめの3か月ほどは、約束通りに10万円ずつ返済が行われていました。Aさんも「やはり信用してよかった」と安心していたのですが、返済が30万円ほど終わったころから、突然返済が滞り始めます。最初の月は「今月は少し遅れる」との連絡があったものの、それ以降は何の連絡もなく、返済額が残り40万円ほどになった時点で、Bさんと完全に連絡が取れなくなってしまいました。

Aさんは何度もメールを送り、電話をかけましたが、Bさんからの応答は一切ありません。不安を感じたAさんは共通の知人に連絡を取り、Bさんの近況や所在を尋ねましたが、驚いたことに、他の知人たちも誰もBさんと連絡が取れなくなっているとのことでした。Aさんは、貸したお金が返ってこないという金銭的な不安はもちろんのこと、親しい友人の身に何か重大なトラブルが起きているのではないかと心配になり、次第に胸のざわめきが大きくなっていきました。

そのとき、Aさんは「銀行口座調査」というサービスの存在を知りました。Bさんが起業のために資金を借りる際に教えてくれた銀行口座の情報が残っていたため、それを持って専門機関である当社を訪ねることにしました。Aさんは銀行口座の情報に加え、Bさんの携帯電話番号や住んでいた住所など、これまでの交友関係の中で得ていた詳細な情報を提供しました。この情報が調査の鍵となり、迅速な対応が可能となりました。

調査を開始して間もなく、Bさんの所在が判明しました。Bさんは起業に失敗し、多額の負債を抱えてしまったことで、心身ともに疲れ果ててしまっていたことが分かりました。メンタルを壊したBさんは誰にも相談できないまま、ひっそりと地元に戻り、知人や友人との連絡を断っていたのです。

この事実を知ったAさんは、Bさんの状況を深く理解し、借金の返済を急がず、まずはBさんの体調を優先することにしました。Aさんは「お金よりも友人の健康と人生が大切だ」と考え、Bさんが安心して過ごせるよう、温かく見守ることを決めました。その後、Bさんは徐々にメンタルの状態を回復し、社会復帰を果たすことができました。そして、BさんはAさんの寛容な態度に感謝し、毎月少しずつですが借金の返済を再開しました。

この一連の出来事を通じて、AさんとBさんの友情はさらに深まりました。銀行口座調査によって得られた情報が、単に金銭トラブルの解決だけでなく、友人の状況を知るきっかけとなり、最終的には心温まる結果に繋がったのです。

他人の銀行口座調査を依頼する際のポイント

銀行口座調査

銀行口座調査を依頼する際には、いくつかのポイントがあります。

<銀行口座情報からその契約者の個人を特定する>

アーガスリサーチが行う他人の銀行口座調査(銀行口座情報から、その契約者の個人を特定する場合)は、調査対象となる銀行が日本国内の都市銀行、ゆうちょ銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合のみとなります。外資系の銀行やネット銀行などは調査対象外になりますので、その点はご注意ください。

<個人情報からその人が持っている銀行口座をについて調べる>

個人情報からその人が持っている銀行口座について調べたい場合は、少なくとも以下の情報を持っている必要があります。

・氏名(フルネーム)
銀行口座は基本的に本名をフルネームで開設するものです。そのため、調査対象がどのような金融機関であっても、調べたい人間の本名については必ず把握しておく必要があります。また、名前の漢字だけではなく、読みについても正確なものを用意する必要があります。例えば、「山崎」という名字が「ヤマサキ」と読むのか、「ヤマザキ」と読むのかといったことも把握しておかないといけません。些細な問題ですが、濁点の有無ひとつでも調査結果が大きく左右されますので、注意してください。

・生年月日
生まれ年だけではなく、月、日まで正確に把握しておいてください。

・住所
銀行口座を調べたい人物の現住所を把握しておきましょう。また、前の住所など、住所に関してさらに分かることがあれば依頼に際に提出してください。情報が多ければ多いほど、調査もスムーズに進みますし、より結果が出やすくなります。

いずれの銀行口座調査であっても、できるだけ情報を多く提供してもらえることで調査が成功する可能性が高まります。銀行口座調査を依頼する際は、可能な限りの情報を提供するようにしましょう。

銀行口座情報をもとに個人を特定したい、または特定の人物が所有している銀行口座情報を入手したいというときは、ぜひアーガスリサーチに他人の銀行口座調査をご依頼ください。

このサイトは他人の銀行口座調査の特別なウェブサイトです。