企業調査とは? どのようなことがわかる? 調べておきたいポイントとは

企業と企業が取引をする際には、お互いの信頼関係がとても大切になります。
「これから取引をする会社は本当に信頼できるのか」
「相手企業には支払い能力があるのか」
このようなことを事前に知っておくことで、相手企業と安心して付き合いをすることができるのです。今回は、企業調査とはどのような調査なのか、どのようなことがわかるのか、そしてどのようなことを調べておくことが大切なのかを解説していきます。

企業調査とは、どのような調査なの?

企業調査とは、これから取引をする相手企業を対象にして信用調査をおこなうことを言います。調査の内容は多岐にわたり、その企業の経営状況や支払い能力、経営者の人間性、社員の素行などまで調べることが可能です。企業調査をおこなうことで、これから取引をする企業が本当に信頼できるのか、支払い能力があるのかなどを知ることができます。

誰もが知る大企業を対象に企業調査をするケースはごく稀で、主に中小企業を対象におこなわれることが多いです。銀行からの借り入れ返済が滞っていないか、経済状況に不安はないかなどを調べることで、契約後の未払いや滞りなどのトラブルを避けることができます。

また、中小企業の場合は経営者本人の素性や人間性も信用ポイントの1つです。経営者が会社の顔であり、信頼度の判断材料になります。社会的な信頼度や人柄、経済状況、交友関係はその会社の評価につながります。経営者の身のまわりをあらかじめ調査しておくことで、その企業がどのような会社なのかを知ることができるのです。

企業調査ではどのようなことがわかる?

対象企業の概要と沿革

企業調査では、まず調査対象の企業の概要や沿革を調べます。その企業の理念などを改めて調べておくことでどのような会社であるのか、どのような事業をおこなっているのかを整理することができます。

代表者について

調査対象企業の代表者がどのような人物であるかも企業調査の大切なポイントの1つです。代表者の人柄や経済状況、交友関係などを調べていきます。昨今では、企業の経営者が反社会的勢力とのつながりや軽犯罪に関わりのあるケースも増えています。そのような経営者がいる企業との取引は会社自体の信頼度を下げてしまいかねません。あらかじめ企業調査をおこなっておくことで、そのようなリスクを下げることができます。

対象企業の経営状況について

調査の対象企業の経営状況も事前に調べておくことが大切です。企業間の取引では、先に商品などの納品を終え、その後に支払いをするという後払い方式が主流です。相手企業の経済状況が不安定な場合、取引の契約を交わし、商品の納品も完了したあとに経済状況の理由から支払いができないというトラブルが生じる可能性もあります。このようなトラブルを事前に避けるためにも、取引相手の企業は本当に支払い能力があるのかを事前に確認しておくことが大切です。

社員の不祥事など

企業の顔となるのは代表である経営者本人であることは間違いありませんが、その下で働いている社員たちの素行もとても大切なポイントになります。短期間の間で大量の社員が一度に辞めている、精神的な病にかかってしまっている社員が多いなどの場合は企業の経営自体に大きな問題が隠れていると考えられます。また、社員によるクレームが多い、不祥事が頻繁に起こっているという場合も要注意です。経営方針や人材育成などに問題がある可能性があります。このような問題も企業調査によって明らかにすることができます。

企業調査の方法とは

内部調査

調査対象企業の関係者からヒアリングなどを通して情報を得る調査方法です。人事部や経理部、営業部など、社内のたくさんの情報を抱えている部署にアポイントメントを取り、取引先の調査としていろいろな情報を聞き出します。

直接調査

調査対象企業に直接出向き、社内情勢などを確認する調査です。電話やメールで社員に問い合わせる方法もありますが、実際に訪問をすることで社内の空気感や社員同士の関係性なども調べることが可能です。仕事風景や設備状況などからその企業の詳細な情報を引き出すこともできます。

検索調査

インターネットを通じて、公的機関などからその企業の情報を収集するという調査方法もあります。インターネット時代とも言える昨今、ネット上にはさまざまな情報が溢れています。企業の情報も集めることが可能です。

企業調査をするのはどのような人?

対象企業の取引相手

これから仕事での取引をするという際に、企業調査をおこなうというケースがもっとも主流です。取引相手の企業が信用できるのか、支払い能力があるのか、経営が上手くいっているのかなどを事前に調べておくことで、契約後の未払いや滞納などのリスクを下げることができます。

これから対象企業に就職、転職をする人

稀なケースではありますが、これから対象の企業に就職や転職をするという人が企業調査をおこなう場合もあります。これから働き始めるという人にとって、その会社がどのような事情を抱えているのかという問題はとても大切なポイントになります。安心して働くことができるのか、給与をしっかりと滞りなく受け取ることはできるのか、倒産やリストラのリスクはないか、ブラック企業ではないかなどを調査します。

企業調査はどこに依頼をするのがいい?

自分自身で企業調査をするという方法は不可能ではないものの、かなりの手間や時間などが必要になります。やり方を間違えてしまうと、相手の企業にかえって不信感を抱かれてしまうかもしれません。最悪の場合、相手の企業を怒らせてしまい契約が破断になったり、取引を打ち切られてしまうなどのケースも考えられます。このようなトラブルを避けるためにも、企業調査をおこなう際には、興信所に依頼するという方法がおすすめです。
調査のプロである興信所には長年のノウハウがあり、難しい企業調査でもしっかりと結果を出すことができます。SNSやメディアでの調査をはじめ、聞き込み調査や尾行調査は興信所の調査員ならではの高度なテクニックが必要ですが、興信所の調査員たちは皆調査のプロなため安心して任せることができます。
さらに、企業調査後がしっかりと報告書にまとめ、資料としてお渡しすることが可能です。調査対象の企業のデータをしっかりとした報告書にて受け取ることができるので、社内共有の際にも大変便利です。興信所の企業調査を利用することにはたくさんのメリットがあるのです。

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