身辺調査とは、ある人のことをじっくりと調査し人物像を詳しく知ることをいいます。興信所に身辺調査を依頼すれば、ターゲットがどんな人で普段どんな生活をしており、どのような人生を送ってきたのかを調べてもらえます。
身辺調査を依頼すると具体的にどのようなことが分かるのでしょうか? ここでは身辺調査の内容や、依頼の事例についてご紹介していきます。
身辺調査とはどのようなもの?
身辺調査とは、依頼されたターゲットの行動を尾行や張り込みで監視し、不審な行動や校友がないかを調べていくものです。ほかに、公開情報をチェックしたり非公開情報の開示要求をしたりといった方法で情報を集めることもあります。
興信所による身辺調査では、ターゲットの居住地や生活ぶり、学歴や経歴のほか、家庭環境や思想信条などさまざまなことを調べられます。
身辺調査は個人でもおこなえる?
身辺調査を自分でしようと考える方もいるかもしれません。しかし、顔見知りの人間が身辺調査をしようとすると、どうしても相手にバレるリスクが高まります。尾行や張り込みをしていることがバレてしまうと相手に不信感や警戒心を与えることになってしまいます。
ターゲットの身元について詳しく知りたいのであれば、相手に顔が割れていない第三者に依頼するのが最適です。多くの身辺調査を担当してきたプロの調査員であれば、ターゲットに感づかれることなくスマートに調査を進めてくれます。
身辺調査はどのようなときに依頼される?
身辺調査はビジネス目的で利用されるケースと、個人が依頼するケースがあります。ここからは、さまざまなパターンの身辺調査について具体的に事例をご紹介いたします。
従業員の素行を確認する
外回りの従業員が真面目に仕事をしているか、業務中に不審な行いがないかが気になるときには興信所に調査を依頼しましょう。意外と多いのが、社内不倫の疑いがありトラブルを未然に防ぐためにチェックするというパターンです。また、横領や情報漏洩などの重大な服務違反が疑われる場合にも身辺調査をしておくのがおすすめです。
休業補償や労災の実態を確認する
休業補償または労災という形で休みを取得している従業員を調査するケースもあります。労災といいながら遊び回っていたり、休んでお金をもらいながら別の仕事をしていたりするケースもあるものです。
規約に反した行いが認められた場合には相応の対処が必要となるため、まずは証拠固めをしておくことが肝心です。
採用内定者の身元を調査する
内定を出した人物の身元調査をする企業もあります。これから入社する従業員が適切でない思想信条を持っていないか、学歴や経歴詐称などの重大な問題がないか、不適切な交友関係や行動がないかなどを仔細に調べることが可能です。
採用予定の人物に社会的な問題を起こす要素がないかをチェックしておけば、安心して職場に迎え入れることができます。
取引相手の信用を調査する
これから取引を始めようという会社について身辺調査をおこなうのも有効な方法です。もしも相手先の会社に重大な問題がある場合、取引をすれば自社に大きな被害が及ぶことがあります。企業のリスクマネジメントのためにも、取引相手について詳しく知っておくのは大切なことです。
債権者の身辺調査をする
金融業者は債権者から確実に契約通りの金銭を回収する必要があります。そのために、債権者の身元について詳しく調べておくこともあります。
もしも身辺調査によって既に借金を重ねていることが判明したり、他人名義の口座を複数持っていることが分かったりした場合には、相応の対処が必要です。また、債権者が行方不明になったときに行方を調査するというタイプの身辺調査もあります。
家族や親戚の動向をチェックする
親や親類の不審な行動が気になるときに子供が身辺調査を依頼するパターンもあるものです。親が不適切な交友関係を持っていないか、親類に問題のある人がいないかなどを調べておけば安心です。
一方の親が子供を連れて別居した場合には養育の実績を調べ、親権者を決めるための材料にすることが可能です。もしも虐待や育児放棄があった場合には、すぐに親権について対処する必要があります。
子供の生活環境をチェックする
子供の交友関係は健全か、いじめを受けていないかなどを興信所に調査依頼するのも身辺調査の賢い使い方です。ほかに、大学進学などで親元を離れた子供の様子を調べたり、家になかなか帰ってこない子供の非行の実態を調べたりといった身辺調査が持ち込まれるケースもあります。
婚約者や縁談の相手を調査する
結婚前に相手の身元を調べておくケースは多いものです。結婚は2人だけでおこなうものではなく、お互いの家も関わることなので身長になる必要があります。相手の家柄や資産状況、交友関係や仕事の内容など、気になる点がないかを総合的に調べておけば安心です。
身辺調査によって借金や不純異性交遊、経歴詐称、結婚詐欺などの可能性が浮上した場合には、婚約を破棄したり縁談を白紙に戻したりすることができます。
ストーカー被害の対策をする
ストーカー被害に遭っているときにストーカーの身元を特定する身辺調査をおこなうこともあります。ストーカーを逆に尾行し調査することで相手の身元を把握できれば、裁判所からの中止命令や警察からの警告を出してもらうことも可能となるのです。
ストーカーに対して本人が直接対応するのは危険が伴います。調査のプロである興信所に任せれば、ストーカー問題をスマートに解決させられるかもしれません。
その他の事例
ご紹介したような内容以外にも、身辺調査はさまざまな状況下で活用できます。イレギュラーな悩みを抱えている場合には、まず興信所に状況を相談してみることをおすすめします。
身辺調査とは、さまざまな相手の身元を詳しく調べることです。相手の経歴や思想信条、評判などを確認しておけばその後のお付き合いがうまくいきやすくなったり、問題が判明したときに対処しやすくなったりするものです。
興信所に身辺調査を依頼すれば、かなり細かいことまで調べてもらえます。調査が必要となったときには、まずは興信所に詳しい内容を相談してみてはいかがでしょうか。