近年利用者数を伸ばし続けているマッチングアプリ。真剣な結婚を目的としたものや趣味でつながるもの、近くにいる人とマッチングするものなど、その種類や特徴はさまざまです。出会いの数を増やすためにも、2~3つと掛け持ちをしてマッチングアプリに登録している人も珍しくありません。マッチングアプリを通して知り合った男女が真剣な交際に発展する、そして結婚をするというケースも珍しくなくなっています。
しかしその一方で、「せっかく知り合った人が実は既婚者だった」「名前も会社名も嘘で騙されていた」などのトラブルに巻き込まれてしまう人もいます。真剣な交際を求めている人にとって、このようなトラブルは避けたいものです。
そこで今回は、マッチングアプリで多い被害についてご紹介します。
マッチングアプリによるトラブル被害で多いものは?
マッチングアプリには心から運命の相手を求めて利用している人が大半です。真剣に交際相手を探すため、将来のパートナーを見つけるためにたくさんの人が登録をしています。しかし中には既婚者が独身を装って登録をしていたり、相手を騙すために利用している人もいるのが事実です。
マッチングアプリによるトラブル被害でどのようなものがあるのかをチェックしてみましょう。
独身と嘘をついていたが実は既婚者だった
浮気目的でマッチングアプリを利用している人は少なくありません。とくに、カジュアルに使えるマッチングアプリに多い傾向にあるようです。真剣交際を目的として使っている人にとってはとても迷惑な話ですが、結婚していることを隠し通す人と、すぐに既婚者であることを明かし、それでもいいなら付き合おうと開き直る人のパターンもあるようです。
既婚者と知らずに付き合っている場合は慰謝料請求の対象にはなりませんが、万が一既婚者であることを知ったうえで交際をした場合、相手のパートナーに見つかってしまったら慰謝料請求をされてしまうこともあります。お金だけでなく社会的地位を失う可能性もあるため、既婚者との交際は避けたいものです。
デートでぼったくり店に誘導された
「お店を予約してあるから」と、言葉巧みに相手を気遣うような行動を取っているように見せて、実はそのお店がぼったくり店だったというトラブルもよく起こっています。もともとそのお店に連れて行くことを目的としてマッチングアプリを利用しており、相手に高額なお金を支払わせるというトラブルです。とくに女性が男性を騙すケースが多く、女性はお店側と繋がっているという仕組みです。
怪しい雰囲気を感じたら同行するのを断る、待ち合わせ場所は自ら指定するなどの対処が必要となります。
フィッシング詐欺に誘導された
マッチングアプリで見事マッチングが成立したものの、少しやりとりをしているうちに、「アプリを通してではなく他のサイトを通じてメッセージを交換したい」などと別のサイトに誘導していくのはフィッシング詐欺である可能性が高くなります。このような詐欺を働くアカウントは、一見ハイスペックな登録者に多いです。
登録されている写真が美男美女、年収1,000万円以上などの高収入、高学歴などと、誰もが惹かれてしまうようなプロフィールで相手を釣っているのです。個人情報が盗まれたり、クレジットカード番号が盗まれたりする可能性もあるため注意が必要です。
投資詐欺の話を持ち掛けられた
最初は普通のデートを楽しんでいたものの、何度か会うようになって関係も深まってきたところで投資の話を持ち掛けられたというケースも少なくありません。何度か会っていることで相手への警戒心も弱まり、信頼感が高まっているために騙されてしまったという人は多いのです。
「仮装通貨で300万円儲けられるから投資をしないか」「誰でも稼げる副業があるから元手に30万円が必要」などと儲け話を持ち掛け、お金が支払われたあとに音信不通になってしまうというパターンです。投資詐欺や副業詐欺と呼ばれています。
このような詐欺を働く人の場合、もちろん本名や住所などは明かさずに偽名を使っていることがほとんどです。名刺が偽物だった、聞いていた住所に住んでいないなどのパターンが多くなります。騙されないようにするためにも、なにか怪しい雰囲気がある、自宅や会社名の具体的な場所を教えたがらないなどの場合は要注意です。
結婚詐欺
真剣な交際をしていると思わせておき、実は結婚詐欺だったというケースも少なくありません。食事やデートを重ねて本当に恋人同士であると認識させておいたうえで、「親が病気で手術代が必要」「会社が倒産してしまい借金返済ができなくなってしまった」などとお金の要求をしてくるのです。最初は数万円の要求だったのに対し、どんどんとエスカレートをして数十万円単位、数百万単位のお金を騙し取られてしまったというケースも少なくありません。
とくに、「結婚資金のために必要」「新居購入のためのローンにあてる」などと、二人の幸せな未来をチラつかせた理由を言われると、渋らずにお金を出してしまうという人は少なくないようです。
結婚詐欺をすることに慣れている人は言葉巧みにお金を引っ張り出そうとしてきますが、結婚の話を進めたタイミングで「お金を貸して欲しい」と言ってきた場合は要注意です。
マッチングアプリで被害にあったときの対処法は?
警察に相談をする
マッチングアプリによるトラブルに遭遇してしまった場合は、警察に相談する人が多いです。しかし警察は基本的に民事未介入であるため、相談をしても積極的に捜査をしてくれないこともあります。
ただし詐欺被害であれば相談にのってくれるためまずは連絡をしてみましょう。
弁護士に相談をする
相手にお金を騙し取られてしまったという場合、弁護士に相談をするというのも1つの方法です。しかし、何も証拠がない、相手の素性がわからないという場合はスムーズに解決が進まない場合もあります。
相手と関わるうちに「怪しいな」と思った際にはなるべく証拠を集めるようにしましょう。
興信所に相談をする
「マッチングアプリで知り合った人がお金を持って行方をくらましてしまった」「もしかすると既婚者かもしれないから調べたい」このような場合は、興信所に相談をするという方法もおすすめです。相手の名前や住所、勤務先、車両ナンバーなどから素性や身元を明らかにすることができます。相手の情報を集めることで、のちに訴訟を起こす際にも有利になりますし、お金を返還してもらうための手続きもスムーズに運びます。
アーガスリサーチでは、詐欺被害の相談も承っております。お金を騙し取られた、結婚詐欺に遭ってしまった、相手の素性を明らかにしたいという場合はぜひ当興信所にご相談ください。創業43周年以上を誇る当興信所の圧倒的な調査能力で、お客様のお役に立たせていただきます。
アーガスリサーチでは安く明確な料金体系を心がけております。費用面で不安があるという方もまずはぜひご相談ください。24時間365日無料相談を受け付けております。お気軽にお問合せください。